ベルセルクの電子書籍が全巻安いのはどこ？安く読むおすすめの方法を徹底解説！

魔法使いなどの仲間が増えてからと、孤独な旅を続けていた時でかなり雰囲気が違います。
個人的には一人旅のころの殺伐として悲惨な旅が好きでしたが、仲間が増えてからは一気に展開が進展してきたように感じられますし、キャラがいいのでどちらも違った良さがあります。
戦争や略奪がよくある世界のダークファンタジーなので、物理的な暴力から性暴力までさまざま。
物語の重要な出来事にもそうした要素は関わってきて、敵が罪のない女の子を家族ごとひどい暴力で蹂躙する場面は良くも悪くも印象に強く残りました。
やはり一番ひどく記憶に刻まれたのは、主人公たちが昔所属していた鷹の団が生贄に捧げられた「蝕」でした。
名前や素晴らしいビジュアル、人間くさい良さと欠点を持つ魅力的なキャラクターたちが何の救いもなくたった一晩で圧倒的な暴力による蹂躙を受けて壊滅。しかも敵は命を奪うことを楽しんでいるためその手段が悪趣味で、そうした演出が大好きな作品だからこそ「小学生以下には見せたくない！」と思ってしまいます。
主人公が超巨大剣を扱っているのも、子供の頃から背伸びをして大人用大剣を使っていたとか、理不尽に立ち向かう精神力なども過去に親から愛を受けられず仲間傭兵に夜の相手に売られた経験など、ぶっ飛んだ戦闘能力や性格にも納得できるバックボーンがていねいに描かれているので細かい点にも納得して楽しめます。

ダークファンタジーを読みたいならおすすめです。ベルセルクを読んでいくと主人公のガッツは傭兵として活躍し、戦闘シーンも見ごたえがあります。
ベルセルクの一番の見どころはアニメ・映画化されている黄金時代編です。黄金時代編はガッツの戦友グリフィスが捕らえられ、拷問を受け続けたため身体を自力で動かすことさえできなくなってしまったためグリフィスは小さい頃からの夢を諦めるしかなくなります。そのグリフィスにもとに捨てたはずの「ベヘリット」が戻り、すべての仲間の命をささげることで「蝕」が起こってしまいます。
「蝕」の戦闘シーンはこの世のものとは思えないような地獄の状況で主人公のガッツは戦闘を繰り返します。ガッツはなんとか「蝕」を生き残りグリフィスは不自由な身体から新たな身体に生まれ変わります。
戦闘シーンは最初にも言ったように最初は人間を相手に戦っていましたが、話しが進みにつれ相手が化け物へと変わっていきます。ガッツは化け物相手に生身の身体で様々な武器を駆使し戦闘を行っていき、見ごたえがあります。
ベルセルクを読んでいくとストーリーも重厚感があり、人間の渇望が上手く表現されていると思います。まさに「喉から手がでる」ほどの。
ぜひ、読んでもらいたい作品です。

こちらの作品は、主人公のガッツが人間離れした戦闘術で使徒と呼ばれる魔物との戦闘シーンが一番の見どころです。ベルセルクは大きく分けて二つのセッションに分かれます。黒い剣士編と黄金時代編です。グリフィスとの間に何があったのかが黄金時代編で解明され、再び黒い剣士編へと戻っていきます。ガッツの数奇な運命がなんとも空しく悲しく感じてしまいます。鷹の団の多くの仲間はグリフィスの裏切りで失ってしまい、その生き残りである恋人のキャスカは精神崩壊をしている。自信も生贄の烙印を押され常に魔物に狙われる立場となってしまっています。黄金時代編では常に仲間と共にいました。黒い剣士編では基本1人ですが、妖精のパックとの2人旅となります。お話の後半では何人かの仲間が再びできるので、孤独なガッツも少し救われる感がありほっこりとしました。そんなシーンもあれば残酷な描写も度々出てきます。あんなに人間を虫けらのように殺してしまうのかと思うほど悍ましいシーンも度々あります。でも、そういった残忍なシーンも友情シーンもひっくるめてベルセルクの魅力だと感じています。かつての北斗の拳に近いストーリー展開で広い世代で指示される作品かと思います。

簡単に説明すると人間としてはとんでもなく強い戦士ガッツが、人間ではどうやっても勝てそうに無いモンスターと戦って生き抜いていくというストーリーだろうか。
まず第一に語らなければならないのは、その絵のすごさだろうか。とくに戦闘シーンの絵の描き方はすごいというよりも凄まじい。
残念ながら作者の三浦健太郎氏は連載半ばで亡くなってしまったが、「ベルセルク」にはその絵に己の命を絵に込めて描いたという言葉しか浮かばない。
ストーリー的に言えばダークファンタジーなのだが、人間の持っている後ろ暗さのようなものをちょこちょこ入れながら壮大なストーリーを描いている。
その物語のストーリー構成の緻密さがすごく、特に好きなのが「断罪編」。
この話では人間の持っているいろいろなものを描きながら、壮絶な戦いととある再生を描いているのだが、コミックスの1巻からそこに至るまでに張り巡らされた伏線をそういう風に回収するのかと、読んでいた当時は驚嘆してしまった。
そして何より描かれている絵のすごさ。
基本的には中世のヨーロッパっぽい世界観の絵なのだが、「断罪編」の後半からはモンスターが出てくる地獄絵図の様な絵になっていく。
ここで描かれているおどろおどろしい世界観の絵とストーリーとが合わさって凄まじい面白さで終盤まで読まされる。
こんな傑作マンガを作り出していた三浦健太郎氏がなくなってしまい、続きがもう読めないというのが残念でならない。

バイオレンス＆ドラマチック！なダークファンタジー漫画です。画力が高いことで知られている作者ですが、実はストーリーも重厚。愛や友情のすれ違い、権力闘争、力による争いの美しさと虚しさも印象的な台詞と共に紡がれています。主人公・ガッツが不遇の身でありながらも人間のまま幾度も立ち上げるシーンは、最大の魅力です。どれほど虐げられようとも、仲間を失おうともその怒りを力に変化させるガッツは、人間以上の力を宿した怪物のようにも見えます。まさに「狂戦士（ベルセルク）」なのです。その思いが、高い画力の強い絵筆であえて雑多に描かれているシーンは、鳥肌が立ちます。作者いわく、「どのコマからも世界を覗けるようにしたい」と言った、妖精の島や暗黒の世界も、実際の質感や空気も感じられるほどの描き込みがあり美しく、不気味です。途中で作者が逝去してしまった不遇の作品ですが、数多くの漫画家に影響を与えたことを考えると絶対に呼んで損はないと言えます。漫画の限界とまで言える描き込み、そしてキャラクターたちそれぞれの個性。どれをとっても一流です。主人公ガッツと共に恐ろしい夜の旅をしながら、ファンタジー世界に挑むことが出来る作品です。男女関わらず必読の名作でしょう。